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お知らせと活動

金沢・現代会議ー現代に生きる・現代を生きるー

「金沢・現代会議」に行ってきました!

~鈴木大拙が生まれ 鈴木大拙館が建つ ここ金沢で現代に生きる人の生き方を 多様な分野の識者が大拙の眼差しのもとで語り合います。~

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なんと、運よく最前列の席に座ることができました!!

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不純ですが、イケボで優しい語り口の姜尚中さんを間近で見ることができて幸せでした。声もほんとに素敵でした。細身でスタイルも素敵でした。


悩み相談を担当されている姜尚中さんは、寄せられる悩みについて、ほとんどが家族・恋人など近しい人との関係に関することであると話されました。なるほど💡と思いました。近いだけに相手に期待したり、傲慢な態度に出たりと、狭い関係の中でがんじがらめになることもあるだろうと感じます。では、解決するにはどうしたらいいのか?①:自分が変わることで解決する場合、②:相手が変わることで解決する場合、③:環境などが変わらないと解決できない場合もあるとのこと。悩みの大小・程度の差はあるにせよ、人は悩める生き物だと日々感じています。また、人は人生のピーク時と比較して、今は・・・と、劣等感を感じたり、自信を無くしてしまい、悩みが生じてしまうと。これは自分で自分を苦しめることになるんだろうなと思いました。年を取っていくのにピーク時には勝てないよね。そう思うことで現状を受け入れることができるのかなと思いました。

また、今の世の中は裕福になりすぎているとも話されました。何事も過剰であると。情報過剰、カロリー過剰、教育過剰・・・・ 裕福であるがゆえに物に溢れ、不必要なものが多くなっていると。そのことが身体に与える影響も大きいと。

鈴木大拙の元秘書の岡村美穂子さんが登壇されました。チャーミングで、楽しそうで、生き生きしている。素敵な方だなぁと思いました。私もそんな風に年を重ねられたらいいなぁ。鈴木大拙との出会いが強烈で、行動力に溢れ、ただただ感心しました。若さゆえにできることなのでしょうか??

「主観」「客観」、「上」「下」、「敵」「味方」、「好き」「嫌い」など、物事を二つに分けることがありますが、大拙は「分けることで分かったと感じているが、本当はそれではわからないのだ」と言ったそうです。姜尚中さんは「分ける前は何だったのか?分けることが不安の根源となり、争いのもととなる」と。「逆境」「順境」というのもおかしいわけで物事を二つに分けて考えることがよくないと。そして二つに分かれる前のことを考える必要があると。もともと一つであったこと。これが重要であると。

(このことに関して、ちょっと調べてみました。不二法門という大乗仏教経典のひとつ「維摩経」の双眼の教えがあります。「相反する概念は別々のものではなく、ひとつのものの部分である」と説いています。相反するものが即一になる世界、あらゆる二項対立の概念を語りながら、その構造が解体された世界こそ不二の法門であるそうです。)

いくつか古い書籍も紹介してくださり、そういうものに真実があり、変わらない大事なものがあるのだなと思いました。

後半、姜尚中さんは「身体」ということを何度も話されました。とても奥が深い話で、言わんとすることが分かったようなわからないような・・・。十分な理解には至らなかったのですが、そんなに簡単にわかるものではないですよね。時が経ち、ある時ふと、意味が体に沁みこんでくるのかもしれませんね。。。

2018年に鈴木大拙館に行ったことがあるのですが、(その時のことは→こちらまた改めて行ってみたいなと思いました。


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