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お知らせと活動

【研修】デジタル時代の到来による不動産鑑定評価業界と不動産鑑定評価実務への効果

富山市で、北陸不動産鑑定士協会連合会の総会と研修会がありました。

県外でのリアル研修会の参加なんてほんとに久しぶりで、大変楽しみにしていました。

富山駅南口。北陸新幹線が平成27年に開業したのち、令和元年10月に南北自由通路の工事が完了し、令和2年3月には、路面電車の南北接続が完了しました。富山駅周辺整備事業は現在も続いています。今年の3月にはJR富山駅ビル「MAROOT(マルート)」が開業しました。新聞報道によれば、開業1ヶ月で当初見込みの1.4倍に当たる60万人以上のひとが訪れ、好調なスタートを切ったようですっ!

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「MAROOT(マルート)」をちょっと覗いてみましたが、たくさんの人がいて活気にあふれていました。かわいいお菓子があったので、お世話になった方へのおみやげとして購入しましたっ(♡˙︶˙♡)

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北口も綺麗です。

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北口からあるものが見えたので、寄り道してみました! SLです!

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大変綺麗な車両でした(*´∀`).。o○

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会場に到着。総会ののち、研修がスタートしました!

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「デジタル時代の到来による不動産鑑定評価業界と不動産鑑定評価実務への効果」というタイトルです。

ついていけるかな~💦と心配だったのですが、大変面白い内容で、興味津々で聞いていました。

最初は、「デジタル社会の変遷とこれから」の話です。聞きかじった程度のSociety5.0の説明やインターネットが普及していった過程と今後。これも聞きかじった「メタバース」や「DX」の話。民間が恐ろしい量の情報を保有している状況と政府の取組み。今後は脳とAIが融合するとのことで、もはや、映画のような現実のような・・・。すごい時代になるのですね。。。しがみついていかなければ(笑)

次いで、「不動産鑑定士制度成立から現在までの振り返り」の話です。制度として不動産鑑定士が生まれた時代背景や意義など、知らないことばかりでした。そして不動産鑑定士の位置づけにびっくりしました。私もそれにふさわしい立派な人間にならなければ・・・。

大変興味深いなと思ったのは、日ごろ自分たちが求めている「不動産の価値」についての講師の先生の考え方です。自分が漠然と感じていたことをうまく表現されているなと嬉しく思いました。事例の分析や収支予測によって計算できる「市場価格に反映される価値」のほかに鑑定評価の主体が認識して判断する「市場価格に反映されない価値」があるということです。これらをひっくるめて最終的に不動産鑑定士が不動産鑑定評価額として不動産の価値を表しているのだと。うまく説明できない部分ですが、そのようなものを織り込んで評価しているのだと感じています。

また、最近AIなどでマンション価格などが簡単に査定されていますが、この価格を参考として同じような価格で取引され、それがまた事例として考慮されるということを繰り返すことで相場を作ってしまうというお話もありました。ちょっと心配なことです。

最後に、いろいろ公開されているデータの紹介がありました。知っているものもありましたが、その先を行く可視化されたデータやビジュアル的に把握できるデータなどなど。しかもそれらが無料で入手できるのです。不動産鑑定士としてそれらのデータをうまく活用・コラボして、時代に求められる商品を提供していかなくてはならないなと感じました。


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