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真山仁「シンドローム」(上)(下)

「ハゲタカ」の続き。おなじみの登場人物も次々と登場し、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

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ホントの話ではないと思うくらいのリアリティと描写。どんどん読み進んでしまいました。本を読んでいると、続きがもっと知りたい!と、読み進めたい気持ちと話が終わってほしくないという気持ちの両方でいつも揺れ動きます。読んでいる最中は、日中の考えていることの半分は本の中の世界に支配されてしまい、現実世界はやや上の空になってしまいます。その感覚が気持ちいいのです。

ちょうど今テレビでもやってたんですよね、忙しくて連ドラを見る余裕がなく見ることができませんでしたが、鷲津政彦は、綾野剛さん。ちょっとイメージと違うな、若すぎる。鷲津政彦はたしか、外見があまりさえないおじさんではなかったか?

原発の時の混乱。一般人は、報道でしか情報が入ってきませんでしたが、裏にはいろいろあったんだろうなと推察されます。総理の判断能力、統率力、問題ありありですね。その周りの人物も自分個人の考えと仕事を全うするための考えに揺れ動きます。

権力を持った濱尾会長。恐るべしです。その地位まで上り詰めると周りが見えなくなってしまうでしょうか?

いろいろな人物との交渉の場面がたくさん出てきますが、駆け引きや戦略、すごかった。私は仕事上、交渉することはあまりないですが、うまく立ち振る舞う能力は必要だなと感じました。

とっても面白かったです☆彡

★★★★★