2022.08.03 【研修】いま不動産の鑑定評価は~AIと不動産鑑定(地価公示を中心として)~
三重県四日市市で開催された「第36回不動産鑑定シンポジウム」に参加しました。
久しぶりの県外ということでずいぶん前からこの日を楽しみにしていましたが、急に第7波がやってきて、開催自体も危ぶまれ、そして、開催されてもほんとに参加しても大丈夫なのだろうか?? と悩みましたが、基本的な感染対策を心がけて参加することにしました。
朝、仲間と金沢駅を出発! しらさぎ車内でビール🍺を飲みながら、電車旅を楽しみ、お昼に四日市市につきました。お昼ごはんを求めて、街をぶらぶら。
焼肉屋さんを発見(´◔◡◔`)
ボリューム満点で美味しかったです😋 お昼ごはんでもビール🍺
研修会場に到着。たくさんの人です。全国から約200名の不動産鑑定士が集まりました。
研修が始まりました。
「いま不動産の鑑定評価は~AIと不動産鑑定(地価公示を中心として)~」
(講師の方の声がうまく頭の中に入っていかない・・・酔っぱらっているからか??っと思ったのですが、休憩時間に仲間に聞いたら、音響設備がよくなく、みんなうまく聞き取れないと言っていました。残念💦)
【基調講演】不動産とAIの新展開~「AI課題マップ」にみる不動産業界でのAI応用事例等~
AI、AIと叫ばれるようになって久しいですが、AIにもいろいろなタイプがあります。
①「記号」「論理」「知識」を扱うAI → 知識を網羅的に整備する Siriなど
②「確率」「統計」を扱うAI → 統計ベースの機械システムがビジネス価値を生み出す仕組み
③「脳の構造」を模倣するAI → ディープラーニング
これを聞いて漠然と思っていたAIが整理されたように感じました。AIを使った不動産業界での応用事例の紹介がありました。防災シュミレーションやオンラインでの本人確認や蓄積された画像をもとに建物に構造・築年代を推定するなどいろいろなものがあり、便利になっていてびっくりです。また、「空き家問題」にもビッグデータが活用されていました。
【研究発表】世の中の不動産テック(不動産DX)の紹介、鑑定士とAI
たくさんの統計データ、数値情報があり(あるだけではなく公開されている)、とても驚きました。仕事上活用できそうなものもたくさんありました。
AIによる地価推計について、統計学的に検討した資料の説明がありました。AIによる地価推計(自動査定)が可能なケースや難しそうなケースが紹介され、AIが鑑定士にとって代わるというよりは、AIが鑑定士を補い、鑑定士もAIを補うという共存関係にあるのではないかと感じました。
【パネルディスカッション】AIと地価公示
印象に残っているのは、AIと何の競技で競争するかという言葉です。効率化を求めるのであれば、いつかAIに負けてしまうのは明らかなことであり、目的の設定が重要であるとのことでした。
また、AIの分析により鑑定士が気づいていない価格動向にいち早く気付くということがあるかもしれないが、人、世間が認識していないものを先取りして反映させるのもどうかというお話もありました。
「人間の長所とAIの長所を融合することによって不動産鑑定価格は精度が向上する!」
Aiとの共生・協働が大切だと感じました。
終了後には懇親会にも参加しました!久しぶりにお会いできた方々といろいろお話できてよかったです(ლ╹◡╹)ლ
二次会は石川県から参加の仲間で、地元の美味しいお店に行ってきました😋 三重県在住の大学時代の先輩に教えてもらった「おいないさ」。
美味しいお料理にディープな話題で盛り上がった夜となりました(笑) 楽しかったです!!
・・・2日目の「 伊勢神宮~御垣内特別参拝~」に続く・・・