2024.04.24 奥能登6市町の人口推移(R6.3.1時点)
投稿時間 08:00
in 日々のこと
令和6年7月1日時点の土地価格を判定する石川県地価調査の分科会が先日開催されました。
今年の1月1日に発生した能登半島地震が土地価格にどのような影響を与えるのか、先日の能登半島地震被災地支援会議で学んだことも活かしながらの作業となります。
土地の有効需要に与える人口の影響はとても大きいです。奥能登6市町の人口動向について調べてみました。
地震が発生した令和6年1月1日を起点として、毎月の推移(最新は令和6年3月1日時点)と5年前の平成31年1月1日の人口です。
七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町の人口の推移を見てみると、過疎化の進行から年間約2~3%の人口が減っている状態にありました。1月1日の能登半島地震により、残念ながらお亡くなりになられた方がたくさんいることに加え、他の地域へ避難している人、戻りたくても戻れない人、避難したままその地で新たな生活を始め、能登へは戻らなくなった人などたくさんのケースが考えられます。地域の復興にはやっぱりそこに人が戻らないといけないわけですが、地震直後の2か月間で見てみると、輪島市、珠洲市、穴水町はすでに約1年分の人口減少が進んでいることがわかりました。昨日の新聞にも奥能登の高校に在籍していた55人が転校したという記事が載っていましたが、家族で転居せざるを得ないケースもあるようです。
このあとどのような推移を示すのでしょうか?
人口減少が加速していくのか、緩まるのか推移に注目していきたいと思います。
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