2024.01.15 ２０２４年もよろしくお願い申し上げます。

2024年（令和6年）も　かなざわ不動産鑑定　をどうぞよろしくお願い申し上げます。

新しい年が始まりましたが、年始早々の地震。あまりの被害の大きさに気持ちの表現がうまくできません。

2023年最後の日は家族そろって、「カウントダウン・コンサート2023-2024」に行ってきました。2023年に石川県内で開催された「いしかわ百万石文化祭2023」の成功を振り返り、来る2024年は北陸新幹線敦賀開業により再び石川県が盛り上がるだろうと希望に満ちあふれた中で、2024年を迎えることができました。終了後はそのまま家族そろって初詣に行き、欲張りすぎない程度にお願いことをしてきました。

昨日の延長が今日で、今日の延長が明日とはならないのですね・・・。

おうちでのんびりと正月気分を味わっていたのですが、突然の大きくて激しくて長い揺れ！！本棚の本や写真立てが落ちてきて、これまでにない大きな揺れを経験しました。子供たちが飛んでやってきて興奮状態。テレビをつけると、アナウンサーがとても迫力のある声で避難を呼びかけています。他人事のようにテレビを見ていたのですが、主人が「避難するぞ！」と。海からも遠いし、家もそんなに古くはないので、家にいれば安全だと私は思ったのですが、大津波警報のアナウンスにより、水が犀川を逆流してくるかもしれない！！と。確かに。「とにかく高いところに避難しよう！」ということになり、慌てて荷物や毛布、食料、飲み物などを準備。子供は子供で、愛犬のケージやえさ、水を持ち出し、愛犬も一緒に避難できるように準備を始めていました（犬も家族ですね）。車に荷物を詰めていると、玄関先に息子のお友達兄弟が。ご両親が実家に行っていて、二人でお留守番をしていたとのことです。とりあえず一緒に行こうと、車2台で高台へ。近くに自衛隊金沢駐屯地があるので、何かあったらそこに行けるように、自衛隊近くのドラッグストアで待機することに。入れ代わり立ち代わり車が入ってきて、非常食などを求める姿が・・・。いったいいつまでいることになるのかな～と思いながら、カーテレビやスマホの画面とにらめっこ。途中、友達からの連絡やLINEグループの動きがあわただしくなり、県外の鑑定士の先生からもご心配をいただいたりとみんなの無事を確認する時間となりました。息子のお友達の親御さんと無事合流もでき、午後の7時ごろにいったん家に帰ることにしました。いつでも避難できるように荷物は車に残したままで・・・。

地震直後は状況が良くわかりませんでしたが、翌朝からテレビをみると、想像以上の惨事に血の気が引きそうな感じになりました。私のところは何も被害はなかったのですが、同じ金沢でも友達のところは道路が隆起し断水が発生していて、私は恵まれているなと改めて感じました。そうは思いながらも、心が落ち着かず、集中力が続かなかったり、地震のせいなのか、年のせいなのか、よくわかりませんが、心ここにあらずな感じで今日まで来ているように思います。鑑定士協会としての地震対応や仕事の納期も迫ってきて、なんとなく動いていますが本調子ではないかもという感じです。もやもやした感じ。きっとこの状況の中、何もしていない（できていない）自分に対して心の整理ができないんでしょうね。

石川県にとって2024年は想像のつかない年になりそうです。能登はどうなってしまうんでしょう。不動産鑑定士的には今回の地震により地価動向にどのような影響があるのかを検討しないといけないのですが、大変難しい作業です。

年末に仕事のご依頼をいただき、年明けにご連絡することになっていたお客様がいらしたのですが、地震対応で先方の業務の大変さが想像できますので、迷惑になってしまうのではないかと電話ができずにいました。12日に意を決してお電話を差し上げ、仕事の進行について確認することができました。そろそろ気持ちを切り替えて、通常モードで仕事をしないといけないですね。

改めまして令和6年能登半島地震による被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々と御遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。状況を見ながら、自分にできることをしていきたいと思います。

2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社かなざわ不動産鑑定　代表取締役　諸江　美和

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