2022.10.01 【研修】石川家庭・少年友の会 付添人活動について
投稿時間 08:00
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石川家庭・少年友の会の研修がありました。
金沢家庭裁判所調査官による講義です。最初に、少年審判手続きについてのお話です。令和4年4月に少年法が改正され、その結果家庭裁判所での手続きも少し変わりました。18歳、19歳も「特定少年」として引き続き少年法が適用されますが、その際に「親」に関する扱いが変わってくるようです。裁判所での手続きへの協力を無理強いできないようで、そのため、親代わりとして、石川家庭・少年友の会の会員が付添人としてお役に立てる場面が増えそうであるとのことです。
これまでも付添人を石川家庭・少年友の会の会員が行う機会があり、私も一度経験があります。今回の研修では、昨年、付添人として活動された会員の経験を共有しようと、経験談を伺う場が設けられました。詳しくは書くことはできませんが、事件を起こした少年の生育環境や親との関係、社会との関係が、必ずしも恵まれていない境遇にあるケースが多く、いろいろ考えさせられました。「自分が必要とされている」ということを感じることができず、自暴自棄になったり、あえて犯罪に手を出してしまうこともあり、そうなったら、根本的な解決をするには、ほんとに大きな壁を何度も何度も超えないといけないなと感じました。
そういう少年のために少しでも寄り添い、理解を示してあげ、大人への成長過程をサポートしてあげられたなと思います。
日々いろいろなことを考え、そして忘れてしまうということの繰り返しですが、この研修の時間で感じたことは自分の中で大切にしていきたいと思います。