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東野圭吾「パラドックス13」

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前に読んだのですが(→その時の感想はこちら)、とっても面白かったので再読📚。

やっぱり面白かったけど、投げかけるものは大きい話ですね・・・。

限られた人間の中で、生き延びるためには協力しないといけない。リーダーシップをとる人が必要である。でも個々人の考えも尊重されないといけない。

いつまで頑張ればいいという期限があれば、なんとか頑張れるけど、それがわからず、また、目標を失うと、何のために生きているのか?生きるためにそこまで犠牲を払わないといけないのか?何を信じていいのか?とだんだんまともな思考もできなくなり、気力も失ってしまうな。


たまたまSNSでみた参議院選挙の候補者の演説「命の大切さについて」。

40歳未満の死亡原因一位は自殺、30歳代、20歳代、10歳代、0歳代、すべてにおいて自殺だそうです。40歳を超えるとすべての階層でガン。若い人が自殺をして年取った人がガンで死んでいるのが今の日本の現状であると。

ではなぜ自殺をするのか?それは、絶望しているからと。なんか生きていても意味がないからと。

なぜそう思うのか?それは、生きる意味を知らないからである。その候補者いわく、「生きる目的、人生の目的は、成長すること、魂が成長することである。」と。成長できると子供は幸せである。成長できると大人でも幸せであると。


このように考えると、パラドックス13によって、その世界にいる、たった数名は、その場しのぎで逃げ惑う日々ではなく、誠哉の言うように目標を決めて、拠点を確保し、未来に向けて成長できるような体制を作らなければならないことになる。それができないと、自殺とまではいわないが、徐々にメンバーが脱落していく事になってしまう。でもこんな困難な状況でそんなことができるのだろうか?と悩ましくて苦しく思っていたところでストーリーが終わり、実のところホッとした。

地球、宇宙からみたら吹けば飛ぶようなちっぽけな存在が、その世界で必死にもがいている作品。こちらの世界も同じようなものですが・・・。