2020.02.01 金沢市　にし茶屋街「はん家」

金沢の茶屋文化には「一見さんお断り」のしきたりがあります。お茶屋へは馴染みのある方に連れて行っていただかないとなかなか入ることはできませんが、今回、金沢の茶屋文化をもっと知ってもらいたいとご招待いただき、初めてお茶屋さんへ行くことができました。
場所は、にし茶屋街の「はん家」さん。

引き戸をガラガラと開けると、芸妓さんが、お出迎え　ひゃあ～本物だ～～　しなやかでとてもお綺麗です(*^。^*)　お部屋へ案内していただきました。

普段はお食事はないそうですが、特別によそからとっていただき、宴席が始まりました～～

「いしかわの酒による乾杯を推進する条例」にならい、乾杯は石川県の日本酒、加賀鳶で ^^

ビールやワイン、日本酒、焼酎などいろいろなお酒を飲みながら、芸妓さんが、いろいろ声をかけてくださいますっ。緊張するのですが、なんだか柔らかで穏やかな笑顔で緊張もほぐれ、楽しい宴席となりました。「やわらぎ」の由来などいろいろ勉強になりました。お食事も進む中、地方（じがた）さんの三味線の中、舞が始まりました。

お座敷太鼓です。

この後、みんなで太鼓をたたいてみました。大太鼓と締太鼓、対となった二つの太鼓を芸妓さんのお手本を見ながら自由に叩いてみますっ。今回お招きいただいた主催者の方は、もう何十年も通っていらっしゃるので、とっても上手にたたいていらっしゃいました（←これまでの授業料が違う✩꒳✩）。

次は、お座敷遊び。「とらとら」です。屏風をはさんでお互いの姿が見えないように立ち、三味線の曲と唄に合わせて振りをつけながら、最後に「虎」「おばあさん」「加藤清正」のいずれかの格好をして屏風の陰から飛び出し勝負をする遊びです。

「虎」と「おばあさん」と「加藤清正」の力関係は図のとおり。「虎」は四つん這い、「おばあさん」は杖を突く、「加藤清正」は槍を構える格好をします。ジェスチャーゲームとジャンケンの合わさった遊びです。

（とらとら相関図出典：主計町茶屋街芸妓「芸妓の美と、魅力」）

これが結構盛り上がり、とっても楽しかったです。私、「加藤清正」で飛び出したのですが、残念、負けてしまいましたっ！

光春（みつは）さんに写真をお願いしたらOKでした。うれしい～～　一生の記念ですっ

あっという間に楽しい時間が過ぎました。県外のお客さんを連れてきてあげると大変喜ばれるそうです。金沢の歴史とともに、芸を磨き、もてなしの心を受け継いできたのが金沢芸妓。お話を聞くと、芸妓を辞めるまで稽古稽古の日々だそうです。日々の稽古の賜物ですね。

とっても優雅な時間を過ごすことができました♬☻☻♫•*¨*•.¸

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