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今年1年お世話になりました。(2020年)

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2020年も終わろうとしています。

2020年がこんな年になるとは想像できませんでした。「人類対ウイルス」って、映画のような話ですが、新型コロナウイルスを封じ込むことができず、全世界に及び、そしていまだに解決に至らないとは・・・当初、こんなに大ごとになるとは思いもしませんでした。この発展した世の中でもウイルスを制御することはできないのですね(人間の愚かさとおごりですね)。みんながマスクをして生活なんて・・・。マスクをした状態でしか会ったことがない人が現れ、人前で食事も難しくなり、マスクを外すのも恥ずかしくなり、距離感をとるのがむずかくなったり、変な世の中になりましたね。しょっちゅうあった飲み会がすっかりなくなりましたが、これはなくても生きていけるのねっと気が付きました。ただお酒の力を借りてちょっと突っ込んだ話などして、楽しくコミュニケーションをとっていたのができなくなり、なかなか深く仲良くなりにくくなってしまったことは残念に思います。

仕事では、緊急事態宣言発出中は、裁判所関係の仕事は、現地調査も、調停もすべてストップとなりました。民間企業や地方公共団体関係の仕事は、前からの予定があったものや進めなければならないものなどがあり、電話やメールを活用しながら対応していました。緊急事態宣言中にどうしても会ってお打ち合わせしないといけなかったときは、先方もとても気を使ってくださったのですが、私もとても気を使い、(今もそうですが)もし移してしまったら、自分が移ってしまったらと、とてもとても心配でした。

この1年の仕事の内容を振り返ってみると、遺産分割や遺留分減殺請求にかかる鑑定評価、賃料減額請求にかかる鑑定評価など裁判や調停に関する仕事が多かったように思います。また、裁判や調停に至る前の話し合いの段階でも鑑定評価のご依頼をいただくケースもありました。どの案件でもそうですが、自分が求めた鑑定評価額が果たして正しいのか?前提条件やこれまでの経緯を間違って理解していないのか?などなど大変気にかかります。こんななか、鑑定人として鑑定評価させていただいた事件について、私の提出した鑑定評価書の内容に従い事件が解決した旨のお礼のお手紙を担当裁判官からいただきました。ホッとしたのと同時に自分自身の自信にもつながりました。

仕事はおかげさまで前年を上回るご依頼をいただき、忙しかったのですが、昨年気づいたこと(大抵は、自分が思っていたよりも早く、案件の結論までたどり着くようになっていること)を踏まえ、あまりピリピリせず、おおらかな気持ちで仕事ができたように思います。WITHコロナの時代となり、自分自身の中での優先順位とか、あるべき姿、とるべき姿、大事にするものなどを考えるようになり、その結果仕事も家庭もバランスよくできたと思います。

ホームページを見た方からの問い合わせ・ご依頼もたくさんいただきました。「こんなこと聞いていいの~?」ということもお気軽にお問い合わせ下さいね。精一杯対応させていただきます。費用をかけず、相談だけで解決の方向に進むことがたくさんありますので、お気軽に「かなざわ不動産鑑定」にご相談くださいね。

今年1年、いろいろお世話になりました。本当にありがとうございました。よいお年をお迎えください!

2020年12月30日 株式会社かなざわ不動産鑑定 代表取締役 諸江美和