2020.04.01 「公共用地 取得・補償の実務」
投稿時間 08:00
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新年度が始まりましたが、とにかくおとなしく家で過ごすようにしています。あの志村けんさんまで亡くなるなんて・・・。当たり前のことが当たり前でなくなり、毎年同じことができるというわけではなくなり、次があるだろうと思えばもうチャンスがなかったり、、、子どもの学校はどうなるのかな??今後、仕事へも影響も出てくるのかな??と不安な気持ちの中で日々過ごしています。
時間があるので、本を読んで勉強していますっ。
新しく道路を作るため、用地買収に係る鑑定評価のご依頼がありますが、一連の事業の中で、我々不動産鑑定士が関係するのは、ほんの一部なんだなぁと感じました。流れを理解することができて大変勉強になりました。
道路等のインフラが整備されることで周辺環境がよくなりその利益をみんなが享受できる一方で、事業に係る土地の所有者、関係者にとっては、例えば住み慣れた土地であったり、長く営業を続けていた場所であったりと、その土地等を手放すことは大変な出来事です。多くの場合には、土地所有者等と合意の上で、民法に基づく売買契約等の締結により、土地の所有権等を取得(任意取得)しますが、やむを得ない場合には、土地収用法等の手続きによって、土地の所有権等を強制的に取得(土地収用)することができることになっています。補償についての考え方を歴史的流れや諸外国の例にも触れ説明してあり、大変興味深かったです。
また事業を行う立場では、様々な調査や下準備、協議、算定業務、説明、契約、管理等の業務が何段階にもわたりあることがわかりました。今話題となっている所有者不明土地への対応も大変労力を要するものになっていますが、私自身、流れを理解の上、業務にあたっていく必要を感じました。