2019.01.30 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」
投稿時間 08:00
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残された者を苦しめよう、当てつけのように死のうとする発想が怖かったです。中学生ゆえの未熟さなのか、年齢は関係なくその人の考え方(気質)なのか、わかりませんが、とにかくハラハラしました。後に引けないような、意地をはって、どんどん話が進んでいってしまい、そんなに簡単に考えてほしくなかったです。
昔、テレビで霊能者が死者と話ができるという番組をやっていました。
その中で、子ども(10歳にも満たない)が母親とけんかをしたか怒られたかして、そのあと、自殺をしてしまい、この出来事を母親が悔やんでも悔やみきれず、子どもの気持ちを知りたいと霊能者の力を借りて子どもと話をしました。するとその子供は「ちょっとふざけただけで、死ぬつもりはなかった」と。そして死んでしまうことになってしまったことを後悔していると。
冗談や軽い気持ちであっても元に戻ることはできないのですから、簡単に考えてはいけません。
狭い世界での人間関係、人との付き合いの難しさを感じました。