2018.08.15 シドニィ・シェルダン「神の吹かす風」

見えない力というか政治の力。

目的を達成するためには手段を選ばないという恐るべき大きな力。自分の思いと関係なく物事が進んでいき、自分の人生でありながら、自分の考えだけでは進んでいかないんだなぁ。

物語はとても読みごたえがあり、周りにいる人間が、信頼できる人物なのか、裏切り者なのか、わからない恐怖。最愛の人を失う理不尽さ・・・。
主人公は、メアリー。いなかのおばさんではあるが大学教授。メアリーは異例の大抜擢を受けるものの、いい意味で周りの期待を裏切る大活躍。
凛としてかっこよく、それでいて、つんけんしていなくて、きっと人当たりも良いんだろうなぁ。
私も仕事や会議などで自分の意見を述べなければいけない機会がよくありますが、緊張して思っていることをすべていうことができなかったり、なんとなくへらへらしながらしゃべっていることがあり、自分が情けなく感じました。
私もいい意味で皆様の期待を裏切る人になりたいです！

★★★★★