2017.07.29 法定相続情報証明制度

所属する「一般社団法人あんしん相続・不動産相談センター」では、毎月メンバーが集まって、定例会と勉強会をしています。

今回の勉強会は、平成29年5月29日から始まった「法定相続情報証明制度」について、司法書士の先生に教えていただきました。この制度は、法定相続人が誰であるかを登記官が証明する制度です。

現在、相続手続では、亡くなった方の戸除籍謄本等の束を、相続手続きを行う各種窓口に何度も出し直す必要があります。亡くなった方の預金を解約するにしても金融機関ごとに戸除籍謄本の束を持って回らなければいけないのです。

ところがこの「法定相続情報証明制度」を利用すると、登記官が相続関係一覧図に認証文を付した写しを無料で交付してくれるので（そのためには、法務局に戸除籍謄本等の束と相続関係を一覧に表した図の提出が必要です）、その後の相続手続きは、法定相続情報一覧図の写しを利用できるので、戸除籍謄本等の束を何度も出し直す必要がなくなります。

この制度ができた背景には相続登記の促進があるようです。現状、不動産の登記名義人（所有者）が死亡しても、所有権の移転の登記（相続登記）は義務ではありません。ですから、実際、ずーと前に亡くなられた方の名義のままになっている登記簿もよく目にします。しかし、相続登記が未了のまま放置されている不動産が増加し、これがいわゆる所有者不明土地問題や空き家問題の一因となっているとの指摘があります。また、東日本大震災の時にも所有者がわからず、復興工事等に支障が生じたというのを聞いています。

・・・この手続きを利用して、相続手続きが少しでも簡便になり、そして相続登記も進むといいですね。ご興味のある方、「一般社団法人あんしん相続・不動産相談センター　北陸オフィス」までご連絡ください！！　ＴＥＬ：0120-435-999です。

次回勉強会は、税理士の先生に相続税の土地評価について、来年から改正される広大地評価の最新情報などを教えていただきます。楽しみです(^-^)

勉強会が終わった後は、イル・ポンティエーレ　で懇親会。前にお客さんに　おいしいよっ　と、ご紹介していただいたのですが、やっと行くことができました。いや～ほんとおいしかった^^

次から次へとおいしい料理が出てきて、ワインもたくさん飲んでしまいました！私の写真撮影の腕いまいち(:_;)ですが、お店は大満足でした！！