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乙一「夏と花火と私の死体」

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息子が夏休みの読書感想文用に買った本。よくわからないまま読み始めましたが、ドキドキとこの先どうなるのかが見えない感じで、読み進めたいような、でも終わってほしくないという気持ちが生まれ、とにかく、面白い本でした!

何度も見つかりそうになり、でもなんとかうまく、なぜかきり抜けることができて、スリル満点!
主役が子供というのが、かわいくて。そして幼い子供にはとても負担の大きい出来事。
お兄ちゃんがとにかく頼もしかった。妹も恐怖の中よく頑張ったと思うけど、もともとのきっかけは・・・!?
幼いゆえの残酷さが、少し異様で、不思議な世界を作ってしまいました。
隠してしまおうという発想。もはや人ではなく、モノという発想。ここまで残酷な気持ちになってしまうのか。
「わたし」が自分の視点で事の成り行きを見ているというのは、ありえないことですが、それがまた、物語を面白くしてくれました。
最後には、予想外のことが結び付き、え~~~となってしまいました。

なんとなく、映像でこの子供たちの冒険(?)を見てみたいと思いました。