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お知らせと活動

【研修】「不動産サービスとAI]「PropTechで進化する不動産調査」

日本不動産カウンセラー協会の研修をWEBで受講しました。
第2部の講師である高知県不動産鑑定士協会畠山会長よりお誘いを受け、申し込みました。この夏の高知県での研修は大変ためになりましたし、大変お世話になりました。

どちらもとても興味があり、自分も追いつきたいと思う分野です。

【第1部】日本不動産研究所の浅尾輝樹先生による「不動産サービスとAI」。

20250102_カウンセラー協会研修資料(不動産サービスとAI)
生成AIの進化と実務への活用可能性について、実例中心のリアルな講義でした。特に印象的だったのは、「AIの進化によって、人とAIの役割が逆転しつつある」というお話です。
AIが調査・整理を担い、人は判断・方向付けをする――まさに鑑定士の価値が問われる時代に入ったことを実感しました。

また、スキャンデータの読解や地理情報の抽出など、実務へのAI活用例も紹介されましたが、便利な一方でハルシネーションや情報流出リスクがあることにも注意が必要との指摘があり、私自身も日頃のAI活用を見直すきっかけになりました。

 

【第2部】畠山照章先生による「PropTech で進化する不動産調査~クラウドとスマートデバイスによる業務効率化の実践~」

PropTech+で進化する不動産調査

iPhoneのLiDAR機能の紹介。

(これは前回受講したので、もうだいぶ理解が進んでいます。娘の部屋の間取り図をとってみたよ!)

現地調査結果報告書_20251012_214721

(どころどころちょっとおかしいところがありますが、こんなことができるのか!!と大興奮です!!競売の現地調査で実践してみたい)

さらに圧巻だったのは、鑑定業務をクラウド化・DX化するためのシステム「RESUTOOL」のご紹介です!ほしいものは自分で作ってしまうっという!さ・す・が・です。
現地調査票・役所調査・資料整理・評価書雛形づくりまで一元管理できるという構想は、鑑定業界の働き方を大きく変える可能性を感じました。

 

今回の研修は、AI・DXが「いつか来る未来」ではなく、すでに実務を変えつつあるリアルな現在進行形の課題であることを強く感じました。不動産鑑定士に求められるのは、AIに仕事を奪われないことではなく、AIを味方につけて価値を高めることだと学びました。

私自身も現場でのAI活用をさらに深め、「人にしかできない価値提供」を意識しながら実務に取り組んでいきたいと思います。