2025.04.05 中城康彦「教養としての『不動産』大全」

中城康彦先生の　教養としての『不動産』大全　を読みました。

この本は、不動産を中心に経済・法律・工学・経営といった幅広い分野から、今の社会で不動産がどのように関わっているかを総合的に解説しています。

特に印象的だったのは、最新の法規制にもきちんと対応しているところで、都市計画法の改正や用途地域の見直し、空き家対策といった最近のトピックが盛り込まれていて、実務にもすぐに役立つ内容でした。不動産業界に携わっている人はもちろん、不動産投資やまちづくりに興味のある方にもおすすめできる内容で、読んでいて「なるほど」と頷く場面が何度もありました。

社会の動きと不動産の関係をここまで多角的に整理してくれている本はなかなかないと思いますし、読み終えた後には、自分の中の「不動産を見る視点」がひとつ深まったような感覚がありました。