2023.10.07 窪美澄「夜に星を放つ」
投稿時間 08:00
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読書の秋ということで、本を読みたい欲求がふつふつと湧いてきて、窪美澄さんの本を購入。直木賞を受賞された「夜に星を放つ」。読まなくっても面白い(私の心に響く)というのは予想できます。←作者に対する絶対的な信頼感です!!
(窪美澄さんの「トリニティ」はほんとにおもしろかった(その時の感想はこちら)。)
物語は5つあり、どれも、切ないお話でした。小さな希望、望み、願望、将来のこと、思い描いた未来。すべて、叶わないんだなぁと。大人であっても、子供であっても。
こういう時間が続けばいいな~、その先に望むみらいのカタチが現実になればな~。この人はその先も私と会うことを考えてくれているんだな~(未来の約束をする)。と、うれしい気持ちになるけど、現実はそうならない。
・・・そうはならないのか・・・。
そうだとすると、期待しすぎないようにしないといけない。自分を見失わないようにしないといけない。なんだか、リスクヘッジのようになってしまうけど、そうしないとその時のショックが大きすぎますものね。
自分一人ではなく、相手がいる世界に生きているので、なかなか思い通りにならないですね・・・。