2022.10.29 映画「手」「愛してる！」「百合の雨音」

「ずるい男ばかりが出てくる。ずるい男の百科事典。」と、ジェーン・スーさんがtweetしていたのを見て、映画「手」を見てみたい！！と思ったのですが、地方では上映していないようで・・・。

でもちょうど東京出張のタイミングで渋谷で上映していることがわかり、いろいろ検索してみると、ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ロマンポルノ・ナウ」という企画での作品だとわかりました。わぉ！！しかも新作３作品が、連続公開されるということで、あえて、予備知識を持たずに、観てきました！！

３作品に共通して言えるのは、自分の気持ちに正直というか、感情を隠さず、爆発させる感じが、よかったです。みんな裏表というか、いろいろな面を持っているけど、それを隠し、窮屈に生きているんだなぁと感じました。

❖　「手」

「ずるい男ばかりが出てくる。」とのジェーン・スーさんの感想でしたが、そんなにずるくはないかな～（笑）。ありがちなやつだと思いました。でも、さわ子がどうしちゃったんだろう！？さわ子の安売りっぷりがどうしてどうして？？っという感じで、全く共感できず。お父さんとの関係がそうさせているの～～？？という内容なのかもしれませんが、それもちょっと違うような・・・。

❖　「愛してる！」

３作品の中で一番、良かったし、痛快でした！！カノン様への嫉妬心はとても切なくて、こういう感情が本来人間には備わっているけど、それを隠すあるいは気づかずに過ごしているのかもしれないと感じました。ストーリーが面白く、テンポよく進んでいって、楽しかった。あの高嶋政宏さんがご本人役で変態（！？）を演じてるのはなかなか面白かった！！　魂が解放されて本当にハッピーエンド！！

❖　「百合の雨音」

とてもきれいな作品でした。かっこよくて綺麗で繊細な上司の栞。私も好きになりそう(笑)　旦那はクズでしたけどね(笑)　隠して、秘めていた裏の感情。急にLGBTというワードが出てきて、突然現実世界に引き戻されたような感覚になりましたが、たしかにそういうことかもしれませんが、そういうワードで簡単にカテゴライズしてはいけないような気がしました。

思いがけず、映画三昧となり、気持ちがリフレッシュできました。いわゆる有名俳優が出演するようなメジャーな映画を見るのもいいですが、予備知識なく、ニュートラルな気持ちで見る映画もいいですね✨