2022.10.26 全国少年友の会連絡会「第8回全国大会」
全国少年友の会連絡会「第8回全国大会」へ参加するために、東京へ行ってきました!
久しぶりの北陸新幹線🚄。
東京駅到着🚄
会場は日比谷公園の中の・・・
日比谷図書文化館です。
4年ぶりの全国大会の開催だそうです。私は、石川県家庭・少年友の会を代表して、今回初めて参加させていただきました。
❖ 少年保護事件の件数は年々減っており、これは少年人口の減少の程度より大きく、令和3年には5万件を下回ったそうです。そのような中であっても、再犯率は高くなっており、また、大麻やSNS関係など事件は多様化しており、特にSNSは非行に直接的・間接的に影響しているそうです。
❖ 令和4年4月1日施行された改正少年法についての説明がありました。「社会において、責任ある主体として積極的な役割を果たすことが期待される立場」として選挙権年齢、成年年齢が引き下げられました。しかし、「社会において、責任ある主体として積極的な役割を果たすことが期待される立場」でありながら、一方で、成長途上にあり、可塑性を有することを踏まえ、18歳・19歳の者は、「特定少年」として引き続き少年法の適用対象となりました。
❖ 各地の少年友の会の活動報告がありました。全国に少年友の会の組織はありますが、コロナ禍にあって、なかなか活動がしにくい中、いろいろな工夫や取り組みをされていることがわかり、少年のためにできることを考え一生懸命活動されていることに感銘を受けました。
❖ インターネット社会における少年非行についての講演がありました。SNSを利用した非行といってもたくさんの例がありました。その事件数も増えており、これまでの非行のパターンと異なり、「非対面型」「犯罪の個室化」という特徴があります。SNSを利用した非行を行う、巻き込まれるという事件について、どのような働きかけが良いのか?一口にSNSを利用した非行といっても、どのような動機で行っているのか? 背景となるリスク要因は何か?をきちんと類型に分けた上で把握し、それぞれにふさわしい働きかけを行わないと効果が得られないというお話が心に残りました。非行を行う背景や少年の特性を充分に理解しないと意味がないということです。
❖ 少年友の会には、大学生などの学生ボランティアも会員として活動に参加されています。東京ではその学生ボランティアが、SNSワークという活動を行っており、その紹介がありました。少年に近い年齢で、より近く、ニュートラルな立場で、更生に向けての手助けを行っています。とてもいい活動で、学生ボランティアも自身で工夫してどのように接するのが良いのかなどを考えて参加されており、立派だなと感心しました。
今回はコロナ禍にあり、懇親会はなく、他地域の方と交流する機会が持てず残念でしたが、全国で、志高い方々がいろいろ活動されているのを肌で感じ、微力ですが私もお役に立てるようがんばらないといけないなと思いました!
参加してよかったです!!