2022.02.16 映画「誰も知らない」

２００４年の映画。当時、主人と映画館に見に行きました。スーツケースに子供を入れて隠すくだりが大変衝撃的でした。主人の職場ではこんな悲しい映画をお金を払ってまでみたくないヾ(｡>﹏<｡)ﾉという声もあったそうです。

あらためて今見てみて、子供たちが純粋で、無邪気で、健気で、かわいいだけに残酷さが強調されます。明はほんとによくやった。長男という使命感だけで、みんなの世話をし、途中、仲間を見つけ、自分のしたいようにふるまう時期があったものの、その仲間とも境遇の違いから仲間外れになることに。警察などに相談したらというアドバイスにも「一緒に住めなくなるのは嫌だ」と拒み、たとえ厳しい状況でもきっと一緒にいるほうが幸せだったのでしょうね。

母親と子供たちが一緒に過ごしているときの子どもたちの嬉しそうな顔。母親も楽しそうでいいお母さんだったのに。「私は幸せになったらいけないの？」母親もしんどかったのかなと思うけど、もっと方法があったんではないかな？

この後どうなっていくのだろうかという終わり方で、解決していないところがむごい。だいぶ大きくなってきていたから何とかなったのだろうか？