2021.03.27 特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて~
富山県民会館美術館で開催中のミイラ展。子供にも聞いてみたら行きたいということだったので、春休みになるのを待って家族で行ってきました!
ミイラといえば、エジプトのミイラをすぐ連想しますが、HPでみるとなんと世界から43体のミイラが集結!ということで、興味半分で不純な動機ですが、楽しみにしていました^^
「世界のミイラ地図」
世界各地にミイラがあるのですね。ミイラには、人工的に保存する目的で作られたミイラと、自然にできたミイラがあります。
チリのミイラ。ミイラ包みに小さく収められて、持ち運びができようになっています。コンパクトに折りたたまれ、想像以上の小ささです。CTスキャンをすることでその中の様子がわかります。
有名なエジプトのミイラ。脳みそを鼻からかき出し、心臓以外の内臓を取り出し、その姿は時を経て現在にまで残されています。ミイラを作る工程も展示されていて、死体に手を加える怖さを感じますが、古代エジプト人にとってミイラとなることは、来世で幸福に生きるために必要不可欠なものと考えられていたそうです。
ヨーロッパのミイラは、自然にミイラになったものが多いそうです。湿地帯の中で偶然発見されたミイラ。それは、いけにえとしてささげられたものや犯罪者として処刑されたものと考えられているそうです。望まずして、現在までその姿が残っている。複雑な気持ちになります。
なんと日本では、学問的な探求心で自らミイラになった人がいるそうです。そして見事ミイラとなっていて、展示されています。もはや死体とミイラの境目がわからなくなります。
即身仏という言葉は聞いたことがありましたが、実物を見るのは初めてでした。とても崇高なものに感じました。
ミイラの写真撮影は不可でしたが、目の中にしっかり残っています。貴重な時間でした。
せっかくなので、最後にミイラになってみました