2021.01.09 【研修】「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン（新型コロナウイルス感染症に適用する場合の特則（コロナ特則）適用）」

年末年始の間に公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会のｅラーニング研修「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン（新型コロナウイルス感染症に適用する場合の特則（コロナ特則）適用）に関する研修」を受講しました。

「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」とは、東日本大震災により被災を受けた個人や個人事業主を救済するため、法的倒産手続きによらずに、債権者と債務者の合意に基づき債務整理を公正かつ迅速に行うための自主的自律的な準則として平成23年7月に作成された「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」をベースに、近年多発する地震や暴風、豪雨等の自然災害により被災を受けた住宅ローンを借りている個人や事業性ローン等を借りている個人事業者の経済的再建を支援するためのものです。

債務者が所有する不動産の適正な価格の評価が必要となり、不動産鑑定士も手続きの支援者として登録しています。そのほかにも弁護士、公認会計士、税理士の各専門家も登録しています。

この、もともとあった「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」の適用対象に「新型コロナウイルス感染症」が追加され、この研修はその内容を確認するためのものになります。

幸い北陸地方では、近年大きな自然災害がないこともあり、これまで依頼はないのですが、このように新型コロナウイルス感染症がまた拡大傾向にあることから、依頼が出てくるかもしれません。一般の鑑定評価と相違する点もあり、きちんと理解をしたうえで、準備だけは整えておきたいと思います。

最後にあるテストは無事合格しました。

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