2020.11.14 古民家鑑定士

不動産鑑定士になった頃、「古民家鑑定士」という資格があるのを知り、勉強して資格を取得しました。古民家鑑定に仲間と福井県まで行ったこともありました。
資格更新をしていないので今はもう古民家鑑定士ではないのですが、先日、純和風の立派な戸建住宅を評価することになり、昔読んだ本を引っ張り出してきました。

評価対象は、古民家というほど古くはないのですが、これらの本には、日本の伝統的様式の住宅で用いられている工法や素材、部位の名称などたくさん載っているので、大変参考になります。

湿気の多い北陸地方の気候風土にマッチした素材が適材適所に用いられた伝統的な日本家屋に接すると、大工さんの意気と職人の手仕事の細やかさが感じられます。

また、客人をもてなすためのしつらえ、和室の構えなどを見るに、施主のこだわりと美意識が感じられます。

美観を備えた伝統的日本家屋と風情のある庭との調和も伝統美が感じられます。

日本家屋ならではのしつらえに、心も豊かに、穏やかな気持ちになります。

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