2019.08.17 【研修】取引事例カード作成について
公益社団法人石川県不動産鑑定士協会主催の研修会がありました。
不動産の鑑定評価を行う際に、複数ある鑑定評価手法のうち、「取引事例比較法」を活用する機会は多くあります。「取引事例比較法」とは「不動産鑑定評価基準」にはこう定義されています。
「取引事例比較法は、まず多数の取引事例を収集して適切な事例の選択を行い、これらにかかる取引価格に必要に応じて事情補正及び時点修正を行い、かつ、地域要因の比較及び個別的要因の比較を行って求められた価格を比較考量し、これによって対象不動産の試算価格を求める手法である(この手法による試算価格を比準価格という。)」
取引事例比較法を適用する時に必要な資料が取引事例カードです。市場において実際に成立した価格をもとに、地域要因、個別的要因を行い、対象不動産の鑑定評価額(比準価格)を求めていきます。この取引事例カードは、作成した個々の不動産鑑定士の考えを尊重しつつ、共同で使用するため、全体としての共通認識が大切となります。
今回の研修会では認識の再確認やより良い作成方法の提案等をする意見交換の場となりました。
この取引価格は、一般の方でも見ることができます(´◔◡◔`)
国土交通省の「不動産取引価格情報検索」サイトです。
都道府県を石川県に、市区町村を金沢市と選んで、「この条件で検索」をクリックすると、このように表示されます(´◔◡◔`)
※取引価格情報は、国土交通省が不動産の取引当事者を対象に実施したアンケート調査の結果などをもとに、物件が容易に特定できないように加工した上で四半期(3ヶ月)ごとに公表するものです。なお、公表する価格は、数値の丸め以外は一切補正を行っておりません。
↓↓↓全国の取引価格を見ることができますよっ↓↓↓
http://www.land.mlit.go.jp/webland/
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