2019.06.12 石川県の空き家の状況

（追記）市町別のデータが公表されましたので、取りまとめたものを過去の推移と共に作成しました。（速報版と多少相違しているようです）

市町によって、動きが相違しており、興味深いです(^^)

昨日は、地価調査分科会でした。令和元年7月1日時点の土地価格を判定する作業も大詰めを迎えてきました。丸一日をかけて、全地点について検討。どっと疲れましたが、無事終わってホッとしてます。 分科会に当たっては、事前にいろいろ調査したり、資料を作成したりと準備が大変です。 今回、石川県の空き家の状況についての資料を作成しました。

5年ごとに実施されている住宅・土地統計調査。・・そういえば、5年前も資料としてまとめたな～

今回、4月に総務省から発表された「平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計　結果の要約」によれば、

❖平成30年10月1日現在の日本全国の住宅総数は6,242万戸。平成25年と比べ、179万戸（3.0％）の増加。

❖平成30年10月1日現在の日本全国の空き家数は846万戸。平成25年と比べ、26万戸（3.2％）の増加。空き家率（総住宅数に占める空き家の割合）は13.6％と0.1ポイント上昇し、過去最高。

(´◔◡◔`) 石川県についてみてみると(´◔◡◔`)

❖石川県の人口は、1,142,965人と、5年前より16,050人減少。

❖石川県の住宅総数は、536,500戸と、5年前より16,100戸増加。

❖石川県の空き家は、77,800戸と、5年前より900戸増加。

❖石川県の空き家率は、14.5％と、5年前より0.3ポイント減少。

おっと、石川県の空き家率、5年前より減っている！？(@_@)

空き家は増えているのですが、それ以上に住宅総数が増えているので、割合として減っただけです。人口は減少しているのに、住宅総数はまだまだ増えています。

空き家の内訳が重要です(´◔◡◔`)

空き家総数77,800戸の内訳は、「賃貸用」が36,300戸、「別荘など」が2,800戸、「売却用」が1,200戸、「その他」が37,600戸となっています。

「その他」が「いわゆる住む人がいない空き家」です。この数、5年前は36,200戸でしたが、平成30年は37,600戸と5年間で1,400戸も増えています！！空き家について騒がれるようになってきましたが、まだまだ対応は難しいですね。

この調査、今回は速報値の公表でしたが、9月には、市町別のデータも公表されます。市町によって、傾向が異なるかもしれません。また、いろいろ検討していきたいと思います。

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