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お知らせと活動

棟方志功サミットin南砺

三連休は、富山での用事にからめ、南砺市のじょうはな座で開催された「棟方志功サミットin南砺」へ行ってきました。

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このサミットは、棟方志功ゆかりの地の自治体の長や関係者が一堂に会し、棟方志功の作品などの芸術資源の活用を通し、参加自治体相互の文化、芸術及び経済の発展を図るため開催されました。

棟方志功の初孫である石井頼子さんが、「棟方志功の福光時代」と題し基調講演をなさいました。

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故郷青森のねぶたに代表される色彩感覚は棟方の芸術に終生影響を与えていたそうですが、福光に疎開した時代は、棟方志功にとって「成熟の時代」だったそうです。地元の支援者や宗教家、文化人等との交流により、表現の幅が大きく広がりました。小さな版木に物語を彫り、版画本を作ったり、小学校に招かれ、子供たちに版画や絵を教えたりもしていたそうです。棟方志功の代表作に「二菩薩釈迦十大弟子」がありますが、釈迦十大弟子の版木が残ったのは、福光に疎開したことが幸いしたそうです。二菩薩の版木をはじめ、棟方の版木や作品のほとんどが戦災により焼失してしまいましたが、釈迦十大弟子の版木は、疎開の荷物をまとめる際に、英国製のスピンドルチェアを梱包するための当て木として使われたため難を逃れたそうです。福光疎開中に彫り直した二菩薩は、焼失してしまった二菩薩の版画とは趣の違う丸みを帯びたものに仕上がりました。

続いてパネルディスカッションが行われました。

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棟方の「誕生の地 青森」、「飛躍の地 中野」、「成熟の地 南砺」、「大成の地 杉並」、「信頼の地 倉敷」と銘打ち、各自治体の首長や関係者による芸術や文化、経済の発展への取り組みが紹介されました。「シビックプライド」というキーワードが話題になりました。シビックプライドとは、シビック(市民の、都市の)+プライド(誇り)を合わせた言葉で、「都市に対する誇りや愛着」などを意味します。市民が自分の住んでいる地域に愛着を持ち、大切に思う気持ち、誇りが持てないと人々のつながりは希薄になり、地域はやがて衰退してしまうのではないでしょうか。市民の地域を思う気持ちは様々でしょう。地域を思う多様な人と人とのつながりから地域再生の取り組みが前進していくのではないかと、パネリストの皆様のお言葉から改めて感じさせられました。

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