2018.03.28 【研修】母子・父子家庭を支援する制度の現状
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金沢調停協会家事部会の研修会がありました。
(第一部)調停の場面では、幼いお子さんを抱えての離婚となることもよくあります。その時、当事者には、経済面の問題、子育て・住まいの問題、仕事の問題、養育費確保の問題、と様々な問題が一度にのしかかってしまうケースもあります。ご本人も精神的に不安定な中、その状況を支援してくれる金沢市における制度について、勉強をしました。
金沢市では「ひとり親家庭・寡婦のためのライフページ」という冊子作成しており、受けることができる援助等がこの1冊にまとめられています。離婚の前から受けることができる制度もあれば、所得に関係なく受けられる制度など、様々な支援制度があることがわかりました。生活環境が大きく変わる中で、受けられる制度をうまく利用して、親子ともども新しい生活を安定的に送ることができるよう、このような制度を理解したうえで調停に望んでいきたいと思います。
(第二部)新しく、金沢地方・家庭裁判所所長に着任された萩本所長の講話がありました。長く法務省にいらっしゃったとのことで、まず経歴に大変驚いたのですが、その時代のお話を裏話を交えてお話しいただきました。今まで法律がどのようにできるのかということはあまり考えたことがなかったですが、プロセスや国会対応などを伺って、実に大変な仕事であると感じました。