2017.10.14 伊藤正雄[訳]「現代語訳 学問のすすめ」

先輩不動産鑑定士に紹介していただいた、学問のすすめの現代語訳版を読みました。

学問のすすめといえば言わずと知れた福沢諭吉の名著で、文明開化のバイブルともいわれている本です。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」という冒頭の一節はとても有名ですが、実は中身をよく知らないまま・・・

今とは時代背景が異なる中ですが、割とストレートな言い回しで、諭吉自身の思想が明確に出ています。「学問の必要」「無知文盲の罪悪」「政府は国民の代理」「私刑は厳禁」「わが心をもつて他人の身を制すべからず」「外尊内卑を脱却せよ」「必要な人格と見識」「目標を高く持て」「怨望の人間に害あるを論ず」「世話の字の義」「手近く独立を守ること」「汝自らを知れ」・・・。キーワードがガンガン胸に刺さってきました。

★★★☆☆