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【研修】AIは不動産鑑定士に勝つことができるのか?

名古屋で開催されている2017年度人工知能学会全国大会に行ってきました。

昨今のAIブームの中、AIの進歩が不動産鑑定評価にどのように影響を及ぼすのか興味深々です。

以前、株式会社野村総合研究所が、イギリスオックスフォード大学との共同研究により、国内601種類の職業についてそれぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算し、その結果、10~20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能との推計結果が得られたと発表しましたよね。

この研究結果において、芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業、他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業は、人工知能等での代替は難しい傾向があります。一方、必ずしも特別の知識・スキルが求められない職業に加え、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業については、人工知能等で代替できる可能性が高い傾向が確認できましたとのことです。

かなり衝撃的でしたけど、不動産鑑定士はどうなんでしょう??

清水千弘先生の「AIは不動産鑑定士に勝つことができるのか?」の講演では、「即時性」がキーワード。様々な情報が瞬時に集められ、数値化され、分析されるようになっている今、不動産鑑定士の持っている情報の時間的ずれをいかに補っていくのかが大切だと感じました。

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そのほか、「不動産とAI」をテーマに7人の研究者、企業が研究成果や取り組みを発表されました。不動産市場には、情報の非対称性があり、可視化されていない情報や数値化の難しい情報が多いです。AI技術を活用しようという動きも非常に盛んになっており、「不動産テック」企業も多く現れています。IT、AIを利用した新たなビジネスモデルや、データを基に購買者の行動を予測し、マッチングに活かすビジネスモデル、たくさん保有している不動産データを活用する取り組みと未来展望など、いろいろな話を聞くことができました。どんどん進んでいますね。。。

目の前の仕事をただこなすだけではなく、新しい動き、情報を吸収することは大切ですね。よい刺激をうけた一日でした ^^

 

~~今回の旅のお供は、村上佳佑さんでした♡~~


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