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新型コロナで私のJ-REIT銘柄はどうなった??

緊急事態宣言が延長され、まだまだ通常の生活には戻ることができません。
この状態が長引けば長引くほど、いろいろなところへ影響が出てしまいます。
ふと、私が保有しているJ-REIT銘柄の動きが気になり、見てみました。
金沢のオフィスビル「金沢パークビル、金沢上堤町ビル」を組み入れている「8952ジャパンリアルエステイト投資法人」を2006年10月から保有しているのですが(過去の記事はこちら)、5月8日終値が613,000円となっていました。

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1年半ほど前にもブログに書いているのですが(記事はこちら)、その時は615,000円(2018.11.16)で、今とほぼ同じとなっています。

チャートを見ると一目瞭然なのですが、新型コロナウイルス感染症の拡大の中、2020年2月20日の813,000円から2020年3月19日には最安値の500,000円を付け、その後徐々に回復をして今の613,000円となっていることがわかります。

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ニッセイ基礎研究所の2020年5月8日付レポート「Jリート市場が示唆する今後の不動産価格の行方」では、

「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は金融市場を大きく揺さぶり、Jリート(不動産投資信託)市場にも多大な影響が及んでいる。市場全体の値動きを表わす東証REIT指数(配当除き)は2,000ポイント台から一時1,145ポイントまで急落し、直近高値から安値までの下落率は▲49%に達した(3/19時点)。その後は反発に転じたものの3月の下落率(▲21%)は月間として過去2番目の大きさとなった。」とあり、3月19日の急落について触れています。その急落の要因としては「(1)あらゆるリスク性資産を売却し現金化を急ぐ「需給要因」、(2)日増しに悪化するパンデミックへの不安感といった「心理要因」のほか、(3)将来の不動産価格の下落を見据えた「ファンダメンタルズ要因」が挙げられる。」としています。

東証REIT指数を見てみると、アセットタイプによって、動きが異なるようです。

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上記の資料は商業と物流がまとめられていますが、他の資料で、物流の回復は著しく、商業はかなり低下しているのがわかるものもありました。

じゃあ、今後どうなるの??という感じですが、現在、世界および日本の新型コロナウイルスを取り巻く状況は刻々と変化しており、今後の動きについて注視していきたいです。


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