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「一級建築士が教える買ってはいけない収益物件の見分け方」

年末年始の間に、収益物件に関する本を読みました。

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収益物件を鑑定評価する場合に、賃料収入の見込みも重要ですが、同時に、どれだけの費用が掛かるのかも重要になってきます。賃料水準を維持するために必要な改修、長期的に劣化に伴う交換、大規模修繕、これらのサイクル、費用見積り。

大型物件の場合、エンジニアリングレポートを依頼して、その中に記載されている専門家による建物状況調査や有害物質に関する調査、耐震性調査、地震リスク評価などを活用し、鑑定評価書に反映していきます。

建物状況調査においては、違法性、更新・改修履歴とその計画の調査、緊急修繕更新費、短期修繕更新費、長期修繕更新費などが記載されていますが、資料を読み取る能力も必要となり、不動産鑑定士としてまだまだ勉強しないといけないことがたくさんあると感じます。

いわゆる地主層ではない、会社経営者、サラリーマン、医師、弁護士といった非地主層の個人が、将来に備え、収益用不動産による資産形成、不動産投資を行うのが一般的となってきました。そういう方向けに、収益物件を「建築」の視点で説明してあるこの本、大変勉強になりました♪


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