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お知らせと活動

辰巳用水見学会と講演会

地元、崎浦公民館のイベント「辰巳用水見学会と講演会~普段は行けない国指定史跡辰巳用水の隧道の中を見学した後、公民館で新しく公開された辰巳用水の絵図についてのお話を聞きます~」に息子と参加しました。

❖崎浦公民館に集合

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❖バスに乗って辰巳ダムへ向かいます

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❖辰巳ダムに到着!とってもいいお天気です~☀☀☀

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❖辰巳ダムは、流水型の洪水調整専用ダムです。ダム湖はなく、反対側にはこんなに穏やかな犀川が流れています。

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❖NPO法人「辰巳用水にまなぶ会」の方の説明を聞きます。辰巳用水は、約11kmの用水路で3代加賀藩主・前田利常の命により、1632年(寛永9年)に板屋兵四郎が完成させたといわれています。1631年に発生した金沢大火が建設の契機になったとされており、上水として金沢城まで引かれていました。途中、長距離のトンネルがある難工事であったのですが、1日に賄いが4食(加賀の四度飯)で昼夜休みなしで、工事開始からわずか9カ月で完成に至ったそうです。現在の取水口である「東岩取水口」は、辰巳ダムの計画により水没する可能性があったそうですが、ダム計画変更により取水口は存置することとなったそうです。

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❖「東岩取水口」と「東岩への吐口」

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❖次は、辰巳用水隧道に向かいま~す!

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❖普段は、腰の高さまでの水がすごい勢いで流れているそうですが、今は掃除のため、門を閉じており、中を歩くことができます。懐中電灯を片手に探検家の気分でワクワク♪♪

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❖次は「三段石垣」です!上辰巳町と辰巳町の町境付近の山肌には、辰巳用水に沿って三段に積まれた長さ約260メートルの石垣が築かれています。辰巳用水が石段最上面を流れており、石垣の前面はもともと犀川の河原であることから、浸食を防止するために築かれたものです。

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❖息子のお友達と記念撮影📷📷パシャ📷📷 見学はここまで。いやぁ~、想像以上の楽しさでした✨✨

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❖一路、公民館へ戻り、NPO法人「辰巳用水にまなぶ会」の北浦先生による講演会です。

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❖「お城にどうやって水を送ったのか」 ??ほんとにどうやって??

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❖金沢城は堀に囲まれていたのですが、どうやって送っていたのでしょうか?板屋兵四郎は水の高低差を利用した逆サイフォン「伏越の理(ふせこしのことわり)」によって、金沢城内に水を吹き出させました!↓実演↓

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❖なんと辰巳用水が、9カ月の短工期での開削を可能とした高い測量・建設技術や、現代に至るまで兼六園や城下町金沢の景観を形作り、まちづくりに貢献している点が評価され、2018年(平成30年)9月28日「土木遺産」に認定されたそうです。パチパチ👏👏

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❖先生のお話は知らないことばかりで大変興味深く勉強になりました。涌波の遊歩道にホタルを見に行ったりしていましたが、こんな遠くから引かれていたなんてビックリでした(@_@) 当初は木管が用いられていたのですが、形を変え、後に石管に替えられたそうです。石引の歩道の下には、そのまま保存されているそうです。途中、飛び入りで地元の方の説明もあり、生き字引というか、そういう方って、ホントに大事だなと思いました。先祖代々語り継がれていることなど、やはり、次の代に残していかないと大事なものを失ってしまうような気がします。

天気にも恵まれてとても充実した一日となりました。参加してよかったです!


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