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観能の夕べ ~(能)百萬(狂言)昆布売~

旦那さんが突然、観たい演目があると言い出し💦、石川県立能楽堂で開催されている「観能の夕べ」へ家族で行ってきました。曲名は「百萬」、実在したといわれる母子の物語。私は人生初めての能です。

能楽堂までの道。本多の森公園。いしかわ赤レンガミュージアム(旧陸軍の兵器庫として建設された建物で、戦後は金沢美術工芸大学として使用。2棟が石川県立歴史博物館、1棟が加賀本多博物館)。この辺り一帯は、もともと加賀藩の筆頭家老本多家の武家屋敷が軒を連ねていたところです。周辺は藩政期からの緑濃い森で被われ、多くの文化財や文化施設があります。

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2020年に東京から金沢市に移転する「東京国立近代美術館 工芸館」の工事が行われています。工芸館の建物は、明治時代に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎と軍の社交場だった金沢偕行社(かいこうしゃ)を移築するそうです。

県立美術館と県立歴史博物館の間に整備され、2020年東京五輪・パラリンピック期間中にオープン予定です。

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予定図。完成が楽しみですね🎶

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能楽堂に到着!

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お隣では、旧陸軍金沢偕行社の解体工事が行われています。

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能舞台。

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開演前に金沢大学の教授による解説があり、見所やストーリーを教えていただき、スムーズに見ることができました。

狂言は、繰り返しのやり取りや滑稽な動きもあり、思わず吹き出してしまいました。昔の人も楽しんでいたのかなぁと思うと、感慨深い思いになりました。

能は、シテは松田若子さん。プロフィールを検索してみると~宝生流能楽師故渡邊容之助師の長女として生まれ、3歳で仕舞、6歳で能初舞台。1983年東京芸術大学入学。宝生流宗家及び音楽学部邦楽科宝生流故佐野萌教授に師事し、同大学大学院修了後は金沢能楽会定例能を始めとした舞台に立つほか、「梅鴬会」などの講師を務めている。2014年重要無形文化財(総合指定)認定。~とありました。能面をつけていてもちろん表情を伺えないものの、凛とした動き、なんだか物悲しい感じ、そして神秘的な存在に思えました。地謡の謡、囃子方の笛、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓も大変迫力あり、耳から離れません!!

金沢の能楽「加賀宝生」に触れ、心豊かな気持ちになりました。


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