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お知らせと活動

【研修】一緒に考えたい調停に臨む心構え

金沢調停協会の研修がありました。

●調停委員として仕事をする上で、前提となる日本における法の構成、流れ、ルールなどを、加藤上席裁判官にご講義いただきました。

「正義感」についてのお話では、いい話であったと語り継がれている歴史上の出来事や昔話における「正義感」は、必ずしも認められるものではなく、法を前提に考えると、こんな解釈になってしまうのかと、意外に感じ、大変興味深かったです。

裁判官も、日々、公平を意識して業務にあたっておられることがよくわかり、「自分が考える正義を実現するのが裁判(調停)ではなく、公正な手続き~正しい結論・当事者の納得~が重要である」とのお言葉が大変印象的でした。自分自身も重要性を再認識することができました。

 

●当日、株式会社加賀麩不室屋の不室会長による講演もありました。

「『気品と伝統』のもとに、 食文化に貢献する」を企業理念に掲げ、創業は慶応元年(1865年)とのこと。途中、家業から会社組織らしく脱却した時の苦労話、アイデアなどを伺って、自分自身はまだ創業2年目ですが、いろいろヒントとなるものがたくさんありました。

お麩の栄養価の高さにも驚いたのですが、製造工程の手間暇にも驚きました。金沢の伝統的食文化である加賀麩をこれからも大切にしていきたいと思いました。

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